江ノ電江ノ島駅から徒歩2分。小田急片瀬江ノ島駅から弁天橋を渡り境川沿いを歩いて7分ほど。片瀬海岸、江ノ島駅近くでローカルなクラフトビールと美味しい料理を楽しみたい時にぴったりなお店、その名も「川沿いの台所 やすざみや」さん。江の島で長年アウトリガーカヌーをされているオーナーが、海での活動後に仲間たちと楽しめるお店が欲しい、という願いを実現させ2019年5月にオープン。境川沿いのボート屋さんの2、3階で、窓からは江の島や灯台も見える絶好のロケーション。和食と台湾や韓国などアジア系の料理を中心に据え、ローカルなクラフトビール「YOROCCO BEER」から、四国の友人らが手掛ける国産レモンで作るレモンサワー（季節限定）などのお酒も人気のお店です。
季節ごとに変化するメニューとクラフトビールと川面の景色
ボート屋さんの2階とは思えない白い壁と木の質感が落ち着く店内。2階はカウンターとテーブル席があります
お店の奥の階段を上がると3階テーブル席が。お友達やご家族とゆっくり楽しめる空間が広がっています。右側に見えるのはボートを吊り上げる業務用クレーン
3階席左側の窓から見える江の島全景。日が沈んだ後も江の島の夜景と海や川の気配を感じながら、ゆっくりとした食事の時間を楽しめそうです
鎌倉市岩瀬のマイクロブルワリー「YOROCCO BEER（ヨロッコビール）」の定番から季節限定の銘柄まで常時数種類を楽しめます。個性豊かなビールとそのビールに合うお料理を相談して選んでみてください
YOROCCO BEER定番の青いラベル「Peninsula Saison」。Peninsulaは半島という意味で、三浦半島産の小麦を一部使っていることからのネーミング。セゾンとは欧州、ベルギー南部の農業従事者が真夏の繁忙期に水の代りに飲んでいたような飲みやすいスタイルのビールという意味があるそう。料理と一緒に楽しむにもぴったりな「Peninsula Saison」です。
「からあげ盛り合わせ」（770円）
クラフトビールとの相性は言わずもがなと言うことで定番メニューの「からあげ盛り合わせ」。しょうゆ味とヤンニョムチキン味を選べます。両方楽しみたい方にはミックスでもOKなのが嬉しいですね。ヤンニョムチキンのタレも手作りとのこと。辛さと甘さが程よく絶妙でした！
台湾の玉子焼き「菜脯蛋（ツァイプータン）」（660円）
ほどよい塩加減と食感が楽しめる台湾産の切り干し大根がたっぷり入った玉子焼き。どんどん箸が進む一品で、これはクセになる美味しさです
飯塚店長オリジナルレシピの「山くらげの山椒オイルきんぴら」（330円）
山くらげをきんぴらと同じように炒め、山椒オイルで仕上げた一品。コリコリとした食感を楽しんでいると後から山椒がほんのり香ります。これもビールやレモンサワーのアテにぴったり♪
「おまかせ前菜盛り合わせ」（550円）
季節の野菜を使ったお惣菜、日替わり4-5品で構成する「おまかせ前菜盛り合わせ」。この日は、きのことレンコンの粒マスタードマリネ（右上）、モロッコいんげんの胡桃和え（右下）、ズッキーニとツナのナムル（左下）、さきいかキムチ（左上）。一皿で、甘さや酸味、そして辛さなどいろんな味わいが楽しめます。まずはオーダーしていただきたい一皿です。
店長とシェフを任されている飯塚さん
やすざみやの料理は「日本の家庭料理としての和食と、素材や調味料をちゃんと使って作る台湾や韓国などのアジア料理」をコンセプトにしているとのこと。料理全般で使用する野菜や魚などの食材の旬が変わるタイミングでどんどんメニューも変わってゆくそうです。
「観光の方だけでなく、地元の方に気軽に食事を楽しみに来ていただきたいです」と、飯塚さん。よい意味で飲食店らしくない絶妙な優しい味付け（でも、しっかり美味しい！）は、食べ疲れたり飽きたりすることがありません。ハレの日はもちろんですが、普段使いで通いたいお店です。
高知県土佐で友人が手掛けるレモンを使った「レモンサワー」（季節限定）も人気。窓越しの江の島を感じながら食事と会話が楽しめます
青い壁のボート屋さんの1階、白い木製ドアが入口。隠れ家感もあって入る前からワクワクします！（境川沿いの道路からは入れませんのでご注意ください）
取材 ALOHAS
※価格はすべて税込みです。
※掲載情報は取材日時点（22年8月）のものです。
