創業は1948年。初代は貝の卸業を営んでいたという江の島屈指の老舗磯料理の店【きむら】。島で働く人や地元の方からの要望で、当初はカレーライスなども提供する食堂としてスタートしたそうです。当時と変わらぬ場所で、現在は4代目が厨房を切り盛りしながら家族代々に受け継がれています。
昭和レトロな佇まいの引き戸を開けると、店内奥の大きな生簀が目を引きます。中を覗くとさまざまな魚やハマグリが。メニューは、江の島ならではのシラス、ハマグリ、サザエ、お刺身、キンメなど素材を活かした定食が中心。丼ものの他にワカメのぬた、マグロぶつ、あら煮付け、刺身盛り合わせなど、味わいもボリュームも大満足の一品メニューが揃います。
昭和世代には、子供の頃訪れた海辺の民宿を訪れたようなノスタルジックな雰囲気が懐かしく、若い世代にとっては新鮮な心地よい空気が流れる店内で、長年愛され続ける磯料理を堪能してみては。