地元の人もなかなか足を踏み入れない鎌倉・扇ガ谷の奥まった住宅街に佇む、隠れ家カフェ&ベーカリー【terre verte & khanompang(テールベルトとカノムパン)】。
元々は葉山でカノムパンを営んでいた岳さんと、扇ガ谷でカフェテールベルトを営んでいた美雪さんの店が一つとなり、2015年より現在のカフェ&ベーカリーというスタイルになりました。
岳さんが焼き上げるのは、素材を生かした飽きのこないパン。多様なライフスタイルの方が一緒に食卓を囲んでほしいという思いから、動物由来の原材料や、製造に必要ないものを極力無くして焼き上げています。一方、美雪さんは「お客さまが店からアイデアやヒントを持ち帰ってもらえたら」と、珍しいスパイスやハーブ、旅で得たエッセンスなどを取り入れたメニューや雑貨をセレクトしているそう。お二人の気さくな人柄に惹かれ、常連さんがまた常連さんを呼ぶという幸せなループの空気感が心地よい店です。
▲横須賀線の線路沿いの住宅街、店のアイコン、オレンジ色のヴィンテージ・トラックが目印
▲パンに寄り添った料理を心がけているという美雪さんが手掛ける本日のランチ「パンとスープ・プレート」には、カノムパンのパン2種と本日のスープ、季節のサラダ6種付。一口ごとに広がる優しいパンの味わいと香りが、ほんのりとエスニックなアクセントを効かせたスープと愛称抜群。パンをスープにディップしていただくと、止まらない美味しさにパンをおかわりしたくなること必至です!
▲1階は、パンの販売カウンターと外にテラス席も完備。国産小麦とライ麦、自家製玄米酵母など原料にこだわり、一部チーズの入ったものを除いて動物由来の原材料を使用しないなど、シンプルな素材を生かしたなパンが常時20種以上並びます
▲五感に訴えるパンを目指しているという岳さんが焼き上げるパンは、ワイルドな佇まいと食欲をそそる断面の美しさも印象的
▲元々内装設計や家具職人としてモノ作りに携わっていたという美雪さんのセンスがあちこちに散りばめられた店内。時の経過とともにインテリアや内装が変化するため“鎌倉のサグラダファミリア”と呼ぶ人もいるそう!
▲窓からのグリーンが心地よい2階のカフェスペース。“生活に取り入れたら楽しくなるような” 美雪さんセレクトの雑貨や作品をはじめ、元々常連客だった谷本さんが手掛ける“吊るす観葉植物”「ハングボール」なども展示販売しています。天井で植物が浮遊する光景にもリラックス
▲一角には、靴職人SHOHEI KATANOさんのショールームも備えています
▲カノムパン店主の岳さんとテールベルト店主の美雪さん夫妻。旅好きで、これまで様々な国を旅してきたそう。お二人で地方に遠征することも多く“旅するパン屋”との異名も