

#絵はがきになる日常を #2026春
2026年春、春風が心地よい湘南で、心と体が満たされる美食の休日をご提案。「絵はがきになる日常を」をテーマに、定番の観光地とは一味違う、湘南の“新風”を感じられる魅力的な3スポットを巡るグルメ散歩へ出かけませんか。

春の七里ガ浜を歩くなら、「桜のプロムナード」は“わざわざ行く価値のある、静かな花見道”。海沿いの派手さとは少し違って、住宅街の小径に大きな桜がふわりと枝を広げ、淡い花のトンネルが続きます。見上げれば、光を透かした花びらが白とピンクの境目をゆらゆら揺らして、足元には風に乗った花びらがさらさらと落ちていく。人の流れが速い観光地の桜とは違い、ここでは歩幅が自然とゆっくりになって、「今日はこれで十分だな」と思わせる余白があるのが魅力です。
おすすめは、空がまだ青く澄んでいる午前中か、光が柔らかくなる夕方手前。順光の時間は花の輪郭がふんわり写り、逆光なら花びらの透明感がきれいに出ます。広角で“道+桜”の奥行きを撮ってもいいし、少し寄って枝先の密度を切り取っても七里ガ浜らしい軽やかさが残る。ベンチや植栽の緑がフレームに入ると、春の色のコントラストがぐっと生きてきます。
そして何より、この道の良さは「生活の気配」と一緒に桜を味わえるところ。カフェの椅子が外に出ていたり、自転車が止まっていたり、誰かの散歩がすっと横切ったり。そんな何気ない瞬間が、桜の下ではちょっと特別に見える。静かに、でも確かに“海街の春”を感じたい日に。急がず、深呼吸しながら、ただ歩くだけで満たされるプロムナードです。
稲村ヶ崎駅から海を背に歩いて長い坂道を上り15分ほど、丘の上の住宅街にひっそり佇む小さなパティスリー【稲村ヶ崎洋菓子店(いなむらがさき ようがしてん)】。店主は、鎌倉山にあるチーズケーキの名店として名高い【ハウス オブ フレーバーズ】で26年間シェフを務めた小林さん。2024年に独立し、5月にご自宅の一階に店をオープンしました。
こだわりは、 “限りなくシンプルに、澄んだ美味しさ” の追求。奇をてらわず素材と製法にこだわった、素朴ながら味わい深い焼き菓子を揃えています。一つひとつに丁寧な仕事ぶりが伝わる凛とした佇まいと洗練された味わい、クラシカルなようで新しい、これまで出会ったことのない、余韻の残る美味しさが印象的、そんなお店です。

▲一つひとつ丁寧な製法で焼き上げられた焼き菓子は手土産やギフトにもぴったり。次男の聖さんがサーフィン上がりのエネルギー源にしているというオートミールとナッツたっぷりの「カウボーイクッキー」(以後、手前から時計回りに)、ほろりと崩れるサブレに上質なバタークリームとラム酒がほんのり香る「レーズンサブレ」、香ばしいナッツがアクセントのカカオの香り高い「アーモンドのブラウニー」、外はさっくり中はしっとりと。焦がしバターのコクとアーモンドプードルの風味を堪能する「フィナンシェ」

▲トップのクリームが水面の波紋のように見えることから、常連である作家の甘糟りり子さんが命名したというバタークリームのケーキ「水面」。爽やかな杏のジャムをサンドし卵の風味を生かしたしっとりとした味わいのスポンンジと、なめらかでこっくりとした優しい甘さで口溶けのよい上質なバタークリームが見事に調和した懐かしさと新しさを感じられるケーキです。お砂糖で化粧がけしたアーモンドの食感がアクセントに

▲コロンと丸く絞ったクリームが愛らしい「キャロットケーキ」。しっとり焼き上げたカルダモン、ナツメグ、シナモンなどスパイスの効いたコクのある生地と調和するよう、レモンの効いたほんのり甘酸っぱいチーズクリームを多めに添えました。少し厚めにカットして常温に戻して食べると、クリームがより滑らかになるのでオススメ!
鎌倉・小町通りの喧騒から少しだけ離れた裏通りにある【The HARVEST Store & Cafe KAMAKURA(ザ ハーベスト ストア アンド カフェ カマクラ)】は、“食と暮らしを楽しむ”をコンセプトに、国内外から選び抜いたプロユースの食器やキッチン雑貨を扱うショップと、旬の素材にこだわる料理やスイーツを味わえるカフェが融合した複合店。広々と開放的な店内に和洋の多彩な食器が並ぶショップの奥には、アンティーク家具が配された落ち着いたカフェを備えています。
カジュアルな雰囲気と手軽な価格帯ながら、上質なアイテムが揃うストアスペースと、デートやひとり時間にも寛げるモーニング&ブランチが叶う店として、2024年5月のオープン以来、地元の常連客と観光客で賑わう人気店です。

▲寛ぎのカフェ空間で味わうランチメニュー「ハーベストランチセット」は、数量限定のおばんざい風ワンプレート。店名のHARVEST(ハーベスト=収穫)の名の通り、旬や地域の食材を彩り豊かに取り入れ、その日のおすすめ食材で内容も替わる満足度の高いランチです。この日の主菜は蒸し焼売とカジキマグロの甜麺醤ソース、小鉢はふろ吹き大根の唐揚げ、マカロニポテトサラダ、鎌倉野菜の浅漬け、汁物は豚汁。器はショップで購入もできるので、盛り付けの参考にも!

▲料理好きの友人宅に招かれたようにリラックスでき、スタッフとお客様がさりげなく対話を楽しめるような温かな空間を目指しているというカフェスペース。ドリンクやスイーツメニュー一つひとつにも、生産者とのつながりや、お客様の要望に応えたいという思いが詰まったラインナップです

▲鎌倉・小町通りからすぐの立地ながら、明るく広々と落ち着いた雰囲気の店内でゆったりとショッピングが楽しめます。買い物した商品は、17:30まで預かってもらえるので、散策途中の買い物もご心配なく!

鎌倉・由比ガ浜の路地にある【DRESSY CAFE KAMAKURA(ドレシーカフェ カマクラ)】は、“お花とドレスと紅茶”を合言葉に、日常の中でそっと気分を上げてくれるカフェ。ウェディングブランド「PLACOLE & DRESSY」プロデュースで、「ときめく魔法の場所」をコンセプトに、店内にはドレスの展示やフラワー体験、グッズ販売まで用意されています。
名物は、外はさくっと中はふんわりの「クロッフル」。シンプルに楽しめるものから季節のデコレーションまで、写真を撮りたくなる一皿が揃います。季節のアフタヌーンティーも人気で、紅茶好きならオリジナルティーやティーハーブティーの飲み放題も要チェック。
今日は可憐な時間を過ごしたい——ここは、そんな気分に寄り添う場所。海辺の散歩帰りに、花の香りに包まれるような空間で、甘いものと紅茶をゆっくり味わえば、鎌倉の一日が少しだけドラマチックに仕上がります。

江の島に渡るすぐ手前にある【片瀬漁港】は、観光のにぎわいから一歩だけ外れて、潮の匂いと漁船の気配が“日常の海”として残る場所。防波堤の先に視線を伸ばすと、江の島を間近に感じつつ、空気が澄んだ日には富士山まで抜けて見えることもあり、散歩やウォーキングの立ち寄り先として親しまれています。駅からも近く、小田急「片瀬江ノ島駅」から徒歩5分ほど。海沿いをぶらぶら歩きながら向かえるのがうれしいポイントです。
小田急「鵠沼海岸駅」から海へ向かい徒歩5分、商店街から一本入った路地にある【OSTMEET(オストミート)】は、日本各地から厳選された新鮮な牡蠣を楽しめるオイスターバー。
看板メニューである、生・焼き・蒸し牡蠣の他、フライや柚子オイル漬けなど食べ比べて味わいたい牡蠣の創作メニューも揃います。また、牡蠣が苦手な方も一緒に食事を楽しめるようジャークチキンやスペアリブなど、メインディッシュとなる肉料理も豊富。さらにパスタやオムライスなど手軽な食事メニューも充実しているので、一人でも家族でも幅広い世代が楽しめるのも魅力です。
豊富な一品メニューとともにお酒とのペアリングを楽しみながら、ゆったり過ごしたい休日の昼に、週末の夜に、新たな牡蠣の魅力を堪能してみては。

▲「おまかせオイスター3ピース+1ドリンクセット」。ドリンクは、グラスワイン(赤・白)、ソフトドリンクから選べます。プラス料金でデュワーズハイボール、ボウモアもラインナップ

▲牡蠣が苦手な方でも楽しめるよう一品料理も充実。料理長の名前がついた「尚也のコク旨レバーペースト」は、ハチミツを使い、クセがない味わいに子どもにも人気

▲ランプの優しいあかりが灯るシックで落ち着いた店内。壁一面の黒板には、牡蠣の殻を砕きスタッフ総出で手作りした日本地図が。日本全国から取り寄せた各地の牡蠣の情報が紹介されています